宝水洞本屋通り文化祭り
- 開催時期 毎年10月中ごろ
- 開催場所 宝水洞本屋街一帯
- 主催・主管 宝水洞本屋通り繁栄会
詳細な紹介
釜山の近代の歴史と文化の胎動の地である宝水洞本屋通りは現在、韓国で唯一残っている古本屋通りとして古本をはじめとする様々な書籍が一堂に集まっているだけでなく、貴重な古書が埋まっている韓国の伝統ある図書文化通りとして、釜山市民からとても愛されている場所である。
宝水洞本屋通り祭りは、2004年度、50余りの書店店主らで構成された本屋通り繁栄会の主催で開催される純粋な民間団体の祭りとして、毎年読書の季節と秋学期が始まる10月の第3金曜~日曜日に「本は生き残るべき」というテーマで、地域文化事業の発展と読書の普及に向けて宝水洞本屋通り一円で3日間祭りが開かれる。
中高年層には、昔の学生施設で再び舞い戻った思い出の郷愁を感じることができ、新しい書籍とインターネット文化に慣れた子どもたちには、本の大切さと興味を与え、読書マニアには、本の海に思う存分のめり込んでもらう。祭りの期間は、宝水洞本屋通りのオーナーたちが所蔵している普段目にするのが難しい貴重な本と古書を展示し、誰でも無料で観覧でき、図書も安く購入できる。また、持っている本を売ることもでき、経済的な足しにもなる。また、本屋通りの所々に設置された美術作品も、通りを歩きながら鑑賞することができ、行事の合間には、周辺地域の大学生サークルで構成された音楽公演が開かれ、本や音楽が調和された文化通りとしての訪問客の足をひきつけている。
1本屋1イベント、本の主人公コスプレ、作家のブックコンサート、古書展示会、シンポジウム、世の中のすべてのボスキン(路上ライブ)などの行事が開催されており、子供や訪問客らに大きな人気を得ている。宝水洞本屋通り祭りは、忙しい日常から本を通じて生きる余裕とロマンを感じることができる文化祭りとして生まれ変わり続けるであろう。