宝水洞本屋通り
- 宝水洞本屋通り
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- 住所 釜山広域市中区大庁路57-1
詳細な紹介
宝水洞本屋通りは、国際市場の入り口、大庁路交差点の向かい宝水(ボス)洞に面した斜めの狭い路地に集まった本屋を言う。8.15光復(日本の植民地時代からの解放)直後、今日の国際市場が太平洋戦争で住宅街が撤去され空き地として置かれている時、日本人が置いて行った本を露店を開き売ったのだが、その場所が個人所有になると、宝水洞表参道に本の露天商たちは一人二人と場所を移すようになり、今の本屋通りの土台となった。
6.25戦争(朝鮮戦争)で臨時首都となった時には、避難民が持ってきた貴重な本を生活のために売り、避難してきた学校の教授と学生たちが必要によって本を購入するなど、需要と供給が増えると、本格的な小屋が立つようになり、古本屋街が形成された。一時は個人が持っていた古本がこの古本屋街に集まり、珍しい貴重な本が出されるなど、古本屋の小屋はますます増えた。当時は約70軒からなる本屋として、高校生や大学生たちがたくさん訪れ、学生たちが求める古本が店に売られ、そしてまたお客に買われていった。60年代初め、出版の文化がまだ定着していなかった時は、学生や知識人たちが自分の古本を売り、再び他の人が読んだ古本を買い戻すか、古雑誌を買うしかなかった。このようにして生まれた宝水洞本屋通りは、これまで全国に数少ない有名な本屋通りとしてその位置を占めている。古本の場合、本の状態や駆け引きによって値段がつく。また、毎年、宝水洞本屋通り文化イベントを開き、図書無料交換、古書展示会、音楽会などのイベントを行い、市民からは好評を得ており、本屋通りを文化空間に様変りさせ、国内外の観光客の誘致や地域商圏の活性化にも大きく貢献している。