釜山近代歴史館
- 釜山近代歴史館
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- 指定番号 第49号(2001.5.16.指定)
- 年代 1929年代(日本植民地期)
- 所在地 釜山広域市中区大庁路104(大庁洞2街24-2)
- 管理団体 釜山広域市市立博物館(釜山近代歴史館)
詳細な紹介
釜山近代歴史館 : 旧「東洋拓殖株式会社釜山支店」
1929年に建立された西欧様式を導入した建築傾向の鉄筋コンクリートの建物として、日本の植民地時代の代表的な強制収奪機関の東洋拓殖株式会社釜山支店として使われており、1999年に返還されるまでの外勢支配の象徴的な意味を持っている。
日本植民地時代の1929年に建てられたこの建物は、最初は植民地収奪機関の東洋拓殖株式会社釜山支店に使用され、解放後の1949年からはアメリカの海外広報の拠点である釜山文化院となった。以後、釜山市民たちの絶え間ない返還要求により米文化院が撤退し、1999年の大韓民国政府に返還されたものを、同年6月、釜山市が買収した。この建物が侵略の象徴だっただけに、釜山市は市民たちに痛い歴史を知らせることのできる教育空間として活用するため、近代歴史館を造成した。展示内容は、外勢の侵略と収奪で形成された釜山の近現代の歴史が中心だが、開港期の釜山、日本帝国の釜山収奪、近代都市釜山、東洋拓殖株式会社、近現代韓米関係、釜山のビジョンなどで構成した。